身寄りない高齢者支援、新規事業立ち上げを要望〈全社協〉!!社会福祉士の危惧

11月10日福祉新聞の10時配信記事に表題のような記事が。

以前お話ししたことがあったか無かったか。

講演等ではちょくちょくお話ししているのですが、特に低所得の身寄りのない高齢者に対し、国が現在の日常生活自立支援事業(社協)の対応範囲を拡大し、死後事務等まで対応していくような(委託事業として)方針を示していることに対し、

『全国社会福祉協議会は10月20日、厚生労働省に対し、現在検討が進む身寄りのない高齢者らを支援する新たな事業について、既存の権利擁護支援とは別にすることなどを求める要望書を提出した。日常生活自立支援事業(日自事業)を拡充し、対象や支援内容が広がることに全国の社協から不安の声も出ているという。』 新聞記事一部抜粋

という記事が。

他にも、『身寄りのない高齢者らへの支援はニーズや状態像が異なることなどから別事業とするよう要望。「現状の仕組みのまま対象者だけを広げると、重い課題を抱えた人への支援が後回しになる可能性がある」』という内容もありました。

当然ですね。

問題意識として、国が身寄りなし高齢者支援に必要性を感じ動いてくれていることは喜ばしいのですが、何でもかんでも社協さんへの委託事業とする感じや、既存のシステムで間に合わせようとする感じが・・・。

講演では「国も現状をよしとせず、動いているようです。しかし、社協さんへの委託事業としてですが。現状本当にそれに対応できる社協さんがどれほどあるか甚だ疑問です」というお話をさせていただいております。

確か、社協さんに委託という部分が決定事項では無かったと思いますが、記事にある通り日常生活支援事業を拡充させる形になれば委託先は社協さんに限られてしまう。

これはその辺も問題なのではないかと思いますね。

もっと委託先を、地域に根差し信頼を得ている社会福祉法人などにすることも可能ではないか、補助金の金額をちゃんと設定してもらえれば、とも私は考えます。

金銭管理等も入ってくるので、手を挙げてくれる法人は少ないのかもしれませんし、様々な体制を整えるのは大変かもしれませんが、今後長期間に渡り必要な事業と考えられるので、しっかりとした制度を構築する必要があるのではないかと思うのですがね。

間に合わせではなく。

そして、どこまで対象としてもらえるのか(所得など)にも注目です。

まだまだ身寄り無し高齢者支援には課題が山積!

私にできることは微々たるものですが、継続して頑張らなければと思うような記事でした。

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昨年中、多くの方々をお見送りさせて頂き、死後事務を執行させて頂きました。

そこで感じたのは、終活や死後事務を準備しておくのは本当に大切だということ!

死後事務というのは、ご本人が亡くなった後のアレコレです。

わかりやすい例でいうと、「お葬式」「納骨」等葬儀社さんやお寺様も関わること、「死亡時に入所していた施設や病院の支払い、引き払い」「水道・電気・ガスなどライフラインの残った支払いと解約」「クレジットカードの解約」「携帯電話・スマートフォンの解約と支払い」「年金の停止、場合によっては返納」「保険の解約」「賃貸物件の解約・解約・引き払い」などなどなどなど・・・・・。

数え上げればキリがないほど。それに、事前にしておいた方が良い準備もたくさんです!それが終活になります!!

これらは、息子さんや娘さんなどが全てをやってくれるのがこれまでは普通でした。

しかし、経験した方はお分かりだと思いますが、実にお金と時間と手間がかかるものです。

ましてや、息子さん等ではなく、他親類の方に頼まざるを得ない方、誰に頼めるのかわからない方、誰にも頼ることができない方、親族に頼りたくない方・・・。

現在は様々なパターンが見られるようになりました。

縁起でも無い話ですが、人間はいつお迎えが来てもおかしくはありません。

その最後の時を考え、自分のお金で自分の力で準備しておくことは自分自身にとって大切であり、残された方にとっても大切なことです。

先を見据え、今のうちから終活を始めてみませんか?

誰にも頼ることができない方(お身内がいない方)、最後の時を親類に頼らざるを得ない方、子供達に負担をかけたくないと考えている方、一度当事務所にご相談ください!!

社会福祉士として、生涯に寄り添いご支援させて頂きます!!

そして、最近多いご相談は、ご遺族の方からの死後事務のご依頼です。

何も準備をしないまま、独り身の方が突然亡くなってしまう。そうすると、残された親族に連絡が行くことになります。その親族は普段から仲が良く、頻繁に行き来するような間柄だと良いのですが(それでも経済的には相当の負担を負わせることに・・・)、疎遠だった親類などでは対応に困ってしまい、当事務所に連絡が来る・・・という例も多いです。

ご遺族からのご依頼には、喪主代行・葬儀代行として対応させて頂きますが、ご本人との契約書が存在しないので、対応できないことが多くなってしまいます。

ですので、繰り返しになりますが、身寄りのない方や亡くなった後自分の面倒を見てくれるのが誰かわからないという方(遠い親類に連絡が行くことになる方)は、ご相談ください!!

何事も事前の準備、大切ですよ!!