「社会福祉士」って何?

よく質問されます。

世の中の社会福祉士の皆さんも同じではないでしょうか。「何となく聞いたことはあるけれど、何をしている人かよくわからない」

よく言われます。

これに関しては、一言で言い表すのは非常に難しいのですが、私は一般の方に対してだと「繋ぐ仕事です。」と説明していました。

これは、「社会福祉士及び介護福祉士法」において「相談援助を業とするもの」として定義されており、その相談援助とは「社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体状若しくは精神上の障害があること又は、環境上の理由により日常生活を営むのに支障があるものの福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は、医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡調整その他の援助を行うこと。」と記されているためです。

法律ですので、長くてわかりにくいですが、要するに社会福祉士の役割は、他の関係者や関係機関と協力して援助するということです。

例えば、「介護認定の申請をしたいんです」と相談を受けた場合、介護保険の申請を請け負える事業所に勤めている社会福祉士であれば自分の事業所で申請を請け負うと思いますが、それができない事業所に勤めている社会福祉士は、申請を行うことができる事業所を紹介し、それに際して必要な事項や手順等を説明するかと思います。

また、紹介した事業所に対しては、申請やその後の支援がスムーズに行えるように申請を希望する方の情報を提供する、これが「繋ぐ」ということです。(物凄く簡単に表しています。)

社会福祉士の一側面だけを捉えて表した説明ですね。

しかしながら、困難を抱える人々に対して、総合的で包括的な生活支援を行う社会福祉士の役割としては、根本的な部分でありその他の役割を担う際も「繋ぐ」ことは重要と考えて、そう説明をしていました。

でも、改めて文章にしてみると、やっぱり一言で言い表すのはとても難しいですね。

諸先輩方に怒られそうです。(笑)